体を温める食べ物と冷やす食べ物とは?~水毒の怖さ~
世に一般的に言われている生活習慣病、たとえば糖尿病や高血圧、高脂血症や肥満などは、東洋医学的に言うと、「水毒」が原因です。
その他にも、頭痛、下痢、便秘、だるさ、鼻水、くしゃみ、下半身のむくみ、など、どれも水毒のために体の不調が起きてしまいます。
水毒は、体内の水分が排出されにくく、乾燥している状態です。
そして乾燥した体は老化につながります。
「いやいや、私は毎日2リットルのミネラルウォーターを飲んでいますから、乾燥してなんかいませんよ!」
水というのは諸刃の剣で、たくさん飲めばいいというものではありません。
水=体を冷やす
体温より冷たい水をたくさん飲むと、胃腸の働きが低下します。そして胃腸から血液えへの水分の吸収率が落ちて、胃袋に水がたまります。
ちょっと動いただけで、胃からポチャポチャ音がする人というのは、水がたまっている証拠ですね。
こういった水分は害でしかありません。老化を促進させてしまうものであり、決して若さや健康を保てないのです。
そして、特に体温が低いと胃腸をはじめとした臓器も冷えており、水分を吸収しずらくなります。
ですから、水害を防ぐには、体温を上げること。体を冷やす食べ物、飲み物を摂らないことが大切なのです。
下痢やくしゃみ、むくみ、高血圧などは、すべて体内の水分を出そうとする症状なんですよ。
体を温める食べ物と冷やす食べ物
ということで、水害にならないよう、老化を速めないよう、病気になりにくい体づくりをするための方策のひとつが、体を冷やさないことです。
日々私たちが食べる物、飲み物には体を温めるものと冷やすものがありますので紹介しますね。
温める食べ物
にんじん、かぼちゃ、さつまいも、れんこん、ごぼう、やまいも、りんご、にんにく、しょうが、そば、ぶどう、さくらんぼ、チーズ、納豆などの発酵食品、紅茶など
冷やす食べ物
トマト、スイカ、きゅうり、レモン、みかん、バナナ、パイナップル、牛乳、コーヒー、カレーなど。
基本的に寒い地域で栽培され取れるものは体を温め、暑い地域のものは体を冷やす傾向にあります。
まずは体を温める食べ物を積極的に摂り、加えて下半身を強化するために、スクワットやウォーキングをするとより効果が出ます。
現在、体が老化してきたなぁ、と感じる方、様々な体の不調を感じる方は、体の乾燥を防ぐために、体を温めて体温を上げ、胃や腸をあたため活性化させることで、老廃物や無駄な水分が体から出て、元気で若々しい体を保つことができますよ。